
こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週も先週に引き続き、AfterEffects CCのレンダリングに関する機能についてご紹介します。
AfterEffectsでは、出来上がったコンポジションからビデオにレンダリングする際、レンダーキューより書き出しの設定を行いますが、この従来の書き出し方法に加え、AfterEffectsのプロジェクトファイルをAdobe Media Encoder CCで開いてレンダリングできるようになったため、こと「レンダリングする」という作業に関しては、Adobe Media Encoder CCに役割をバトンタッチできるようになりました。つまり、AfterEffects上では、編集作業を進めておき、Adobe Media Encoder CCにバックグラウンドでレンダリング処理してもらう、ということが可能になります。
この書き出し機能の譲渡ともいえる機能連携によって、AfterEffects CCでは、CS6まではレンダリングすることが可能だった書き出し形式の一部が削除され、Adobe Media Encoder CC側で書き出すようになりました。

H.264及びMPEG2、MPEG4の形式で書き出す場合には、Adobe Media Encoder CCで書き出しを行います。このとき、AfterEffects側から、Adobe Media Encoder CCを連携で起動させることが可能になっており、AfterEffects CC側から直接Adobe Media Encoder CCを起動してレンダリングする場合は、コンポジションメニュー→Adobe Media Encoder キューに追加、を選択します。